25歳の春
- 2008/06/05(木) 07:44:52

私は現在
随分と生きてきた訳ではありますが
一体
この生はなんだったのでしょう
宇宙の一部も理解し得ず
他人の心の一片にも触れ得ず
それ以上に
私の生命の意味すら未だ納得し得ない私
それでも私は現在
二十五歳の春を見ている訳なのですが
このまま矢張り
いま少し生きて行けばよいのでしょうか
この夏までは
兎にも角にも!
この夏までは
兎にも角にも!
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早春
- 2008/05/12(月) 09:27:25

最早、冬は終わりの時と、
朝、目覚めればそう思いたい。
陽だまり、青い空。
海では風は未だ冷え冷えと走っているのか。
それよりも、私の実感。
希望か、期待か。
陽だまりと青い空と。
春よ来たれ、花便りを携えて。
春よ来たれ、全てを忘れ去ろうとする
私のもとへ。
きらめくめまいと
ふぬけたあしどりと。
それよりも、ああ、
春よ来たれ、私のもとへ、
早々と。
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通勤電車は走る
- 2008/05/09(金) 09:03:43

自己を忙殺する日々
それは 生活
私の確かな生活
日々自己を時間に乗せて
通勤電車は走る
磨耗されたレールの上を
私の生活は こういうものだと
揺られ揺られしながら
思いこんでしまう曇天の朝
神経は眠り続けて
生活だけが
春風の中で舞っている
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春に逢えた
- 2008/05/04(日) 12:56:27

この道を歩くと
春に逢えた
私は思う
生きていてよかった ―― と
この道はさらに続く
新しい季節は
これからもいくどもいくども
私を訪なうだろう
そのたびごとに
私は ――
私は
生きていてよかった ―― と
やさしい頬笑みとともに
つぶやきたい!
この道を歩くと
私は春に逢えた
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ひとりの哀しみ
- 2008/04/18(金) 06:22:03

哀しみに理由は要らないのだよ
涙だけが要るのだよ
ひとすじ流れ落ちる
緑青色の涙が
緑青色の涙が
哀しみの時には要るのだよ
ぜひともきっと要るのだよ
哀しいときにこそ
哀しいときにこそ
ひとりきりで味わうものなのだよ
暗い部屋の片隅に
ひとりひざを抱えて
ひとりひざを抱えて
何を見るともない
さまよう視線で
哀しみを
哀しみを
甘く切なくほろほろ苦く
ひとりで
ひとりきりで味わうものなのだよ
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いつもの淋しい夜
- 2008/03/28(金) 08:54:59

淋しいよ淋しいよ
きみがそばに居ないと
淋しいよ
支柱がぽっきり折れて了って
ぼくは切なく
それはそれは淋しいよ淋しいよ
だからぼくは
嫌いな酒を浴びるほどに呑んで了う
目が廻るほどに
地球の自転を我が身に採り入れて了うほどに
淋しいよ淋しいよ
それはそれはほんとうに
淋しいよ
淋しいよ
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