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私は生きている
- 2008/03/24(月) 10:53:46

我々は人間であった。
そして私は人間であった。
それは私の大きな哀しみに相違なかった。
死ぬ以外に私の生はない。
然し私は死ねなかった。
死が怖くて仕方なかった。
皆ないまを精一杯生きている。
そして私も生きている。
人が生きる。
この言葉は私を恐怖の深遠に陥れる。
人が生きる。
地球のありとある所、
人の居る所で、人々夫々の人生を生きる。
私は、今の私の人生しか知り得ない。
他の多くの生きている人々の人生とは、
全くの没交渉なのだ。
それが、哀しくて仕方がない。
彼等は精一杯、力一杯、その日を送っているだろう。
生きるための努力を、毎日行なっているだろう。
それが哀しい。
私は、その恥ずかしさの余り、
私のうちに、無力、無意味生を有すが故に、
彼等の前に在っては、曖昧な笑いしかできず、
心は赤面し、
血は逆流し、
心臓は破裂するに違いない。
彼の地でも、矢張り人は生きている。
何処の地でも、人は生きている。
生きねばならぬと決意し、
誰も彼もが生きている。
運命にもてあそばれ、
僅かな生にすがりつき、
我が身を責めながら、
さまよいさまよい、
生きようとして生きている。
そして私も今生きている。
←はげみになります
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