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ふとした悲しみ
- 2008/01/28(月) 09:24:48

ふとした悲しみは
なにげに振り向いたときに
出遭ってしまう。
希釈された酸味が
背中を侵し
ひとすじ流れ落ちるのは
なんだろうか。
夜風が星月夜を掃いても
夜鳴きそば屋は
もう帰っては来ない。
寂寥がただ
ときおり走り去る
自動車のヘッドライトに
照らし出される。
悲しみがひとしおとなり
限りない酸味に
溺れていくばかりだった。
風がやみ
野良になった猫が疾風し
そして
何もかもが取り残される。
←はげみになります
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