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大福帳 浪漫物語

愛するよりも

  • 2008/05/20(火) 08:27:56



愛するより

愛されたい

それがかなうのなら

いつだって

愛することができる

愛されたいから

愛することは

もうつらい

愛されたい人にだけ

愛されたい

そうすれば

愛されている間だけ

愛することができる

だから

愛するよりも

愛されたいと

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僕の愛は

  • 2008/05/14(水) 08:34:56



僕の愛は
  不変である
この生命に
  高らかに宣言する

  僕の愛は屹度
不変である
これは僕だけの愛
  誰にも分かり得ぬものだけど

これが確かに僕の愛であり
  ただひとりの人間に
  与えていかんとする不変の
愛である

ただもう
  ひたすらに僕は愛する
愛するだけで
  愛するだけでぼくは倖せだ

だから誰にもこの僕の愛を
  わかってほしいとは望まない
僕自身だけが
  僕の愛を信じていればいい

僕は信じる
  僕の愛を
  僕の不変の愛を
ただ僕は信じる

それが僕の今の生であり
  それが僕の今の全てである以上
僕はただひとりの女を
  ずっとずっと愛するのだ

それだけでいいではないか
僕が僕の愛を信じているだけで
それで
ただそれだけでいいではないか

僕の世界
僕だけの世界
僕の愛
僕だけの愛

それが全てだ
  僕の
  全てだ
僕の

だからもう最早
だれにも求めはしない
僕の愛は
僕だけの世界でいいのだ

僕の愛は不変だ
屹度屹度不変だ
僕の愛こそは
不変である

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私は眠れない

  • 2008/05/10(土) 09:31:01



何故、私は眠れないのか。
お前への愛 ――
そう信じてもよいのか。
お前への愛 ―― と。

全ては、今、闇の中。
何かもが、思考を鎖し、
ただ、ひたすらに、
お前への愛を。

こうも私は、
お前を愛してしまったのか。
眠れぬほどに、
お前を愛してしまったのか。

ああ、今夜はとても眠れない。
お前への愛を信じたいからか。
お前を愛しているという私を
信じたいからか。

ああ、そんなこと、
どうでもいいのだ。
ただ、私は、眠れないのだ。
ただ、私は、眠れないのだ。

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坂道

  • 2008/04/21(月) 08:35:52



暗い坂道に
日も暮れていく時か
あの人待っていく時か
夕闇を愛らしく淋しくなつかしく
遠慮がちにひたひたと
夜の匂い運んでひたひたと

暗い坂道に
人の行き交う姿もなく
野良犬も尾をたれてほろほろ
藍も深き空の星と星
気づかぬうちにふたつみつ
きらりきらきらきらりきらと

暗い坂道に
夜も更けつつあって一人佇み
三日月も夜空を歩んで一人淋しそう
風の囁きに夜気の気恥ずかしさに
一人佇んで
一人待って

あの人はきっと来る来るきっと来る
いつしか三日月も満月と
なる日の如く
きっと来る来るきっと来る
きっと来る来るきっと来る

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雨の情景

  • 2008/04/08(火) 07:41:09



窓があって
くもり空
それは
とてもとてもなつかしい
くもり空
鈍色のくもり空

ドアを開けて
哀しみ
それは
とてもとても遠い昔の
哀しみ
鉄色の哀しみ

ぼくが居て
雨が降る
それは
とてもとてもしとやかの
雨が降る
瑠璃色の雨が降る

雨が降る
雨が降る
あの女の
腰の線のような
雨が降る
なぐさめの如く
雨が降る

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自転車

  • 2008/04/01(火) 08:29:30



自転車に乗って、
自転車に乗って、
きみを迎えにいこう。
きみを、迎えにいこう。

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もうすぐきみに

  • 2008/03/27(木) 19:52:36



もうすぐきみにあえる
もうすぐだ
ぼくはきみといっしょに
ばんごはんをたべるのだ

悲しいほどに美しい夕焼けをみたあとで
ほろほろとこころおだやかに
ぼくはきみとむかいあって
おだやかなひとときをすごすのだ

もうすぐきみにあえる
もうすぐきみにあえるのだ
それはなんとこころせくことか
それはなんてしあわせなことだろうか

もうすぐだ
もうすぐきみにあえる
ぼくはきみにあえる
きみはぼくにあえる

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